ICL(眼内コンタクトレンズ)
ICLのモニター条件について
- 川越、狭山、川島、鶴ヶ島、坂戸、日高、毛呂に在住の方
- 匿名での視力などのデータ利用の承諾
- アンケートなどへのご協力
- 術後検診は術後1ヶ月までが無料。(以降は保険診療での対応となります)
レンズの位置修正については通常期間の保証、
レンズ交換については5.5万円(税込)で通常期間の保証となります。 - 納期に数ヶ月かかるフルオーダーレンズの場合はモニター対象外となります
- 手術日については当院からの指定日時でお願いします。(金曜日午後)※レンズが到着してから手術日の調整となります。
モニター希望の適応検査予約は当院の予約システムより8月8日以降で
・火曜日10時〜
・土曜日16時〜
の枠で「斜視弱視2」を選択してご予約をお取りください。
※モニターでは、上に記載の通り保証期間、手術日の選択が通常と異なりますので、詳細については適応検査時にご案内させていただきます。
ICL(眼内コンタクトレンズ)とは、目の中(水晶体と虹彩の間)にレンズを挿入し、近視・遠視・乱視を矯正する視力矯正手術です。
レンズ素材は、コラマー(Collamer)というHEMA(ハイドロキシエチルメタクリレート)とコラーゲンを合わせた素材で、親水性が高くて柔らかい人体にやさしいレンズ素材ででてきています。
レンズ寿命はヒトの寿命よりも長いため、理論上半永久的に装着が可能で、コンタクトレンズのようなお手入れは不要です。
ICL手術は、可逆性の高い手術で万一の場合は摘出して元の目の状態に戻すことができます。また、長期的に良好な視力が維持できることから現在国内外で多数(200万眼以上)の挿入実績を持ちます。
目次
ICL(眼内コンタクトレンズ)の特徴
強度近視や角膜が薄い方も治療ができる
ICLはレーシックのように矯正できる範囲が角膜の厚みに左右されない(レーシックでは角膜を削って視力矯正するため、角膜が薄い方は治療を受けられない)ため、多くの場合強度近視(-6.0D以上の近視)の方や角膜が薄くてレーシックが適応とならなった方も手術を受けることができます。また、慎重適応という形で軽度円錐角膜の方も治療を受けられる場合もあります。
侵襲の少ない治療
ICL(眼内コンタクトレンズ)では、約3mmの切開創からレンズを挿入します。
手術は片目10分程度で終わり、角膜形状をほとんど変化させないため、身体への負担を抑えて治療することができます。
鮮明な見え方を実現
ICL(眼内コンタクトレンズ)は、別名有水晶体眼内レンズといい水晶体を残したまま行う手術になります。また角膜を削らない手術のため、コントラスト感度(見え方の質)を低下させずに裸眼に近い見え方を実現することが可能です。
お手入れ不要で半永久的に挿入が可能
レンズの寿命は、ヒトの寿命よりも長いため、半永久的にレンズを入れたままにしておけます。(実際は白内障手術に摘出をおこないます。)レンズは目の中に入れたままですので、コンタクトレンズのようなお手入れは不要で災害時に紛失する心配もありません。
万一の場合は摘出可能な可逆性の高い手術
ICL(眼内コンタクトレンズ)では、万一の場合もレンズを摘出することによってほとんど元の目の状態に戻すことができます。稀ですがレンズサイズが合わなかったり、度数ずれを起こしている場合にレンズ交換を行うことがあります。
長期的に視力が安定
ICL(眼内コンタクトレンズ)では、レーシックと比較した際に近視の戻り(近視のリバウンド)が少なく、長期的に視力が安定するとされています。
ICL(眼内コンタクトレンズ)の適応条件
ICL(眼内コンタクトレンズ)は、適応範囲(治療を受けられる条件)が広いのが特徴ですが、治療を受けられる方(適応)と治療を受けられない方(禁忌)がいらっしゃいます。
適応条件
- 18歳以上の方(45歳くらいまでが望ましい)
- 中等度から強度近視(-3.0D~-18.0Dまで※-15.0D以上は慎重適応)
- 乱視度数-4.50Dまで
- 過去1年間の近視度数が安定(変動値-0.5D以内)していること
- 前房深度(角膜と水晶体の距離)が2.8mm以上
- 最低角膜内皮細胞密度が規定値を満たしていること
禁忌
- 18歳未満の方
- 妊娠中または授乳中の方(近視度数が変動しやすいため)
- 前房深度が浅い方、角膜内皮障害がある方
- 重篤な全身疾患をお持ちの方
- コラーゲンに対して過敏症のある方
- その他全身状態や眼疾患などの理由から医師が不適用と判断した方
ICL(眼内コンタクトレンズ)のメリット・デメリット
- 長期的に視力が安定
- 術後のリスクが少ない
- 手術の適応範囲が広い
- 見え方の質(コントラスト感度)が高い
- 紫外線をカット
- 術後の手入れが不要
- 自由診療で治療が高額
- 手術まで時間を要することがある
- 確率は低いがリスクがある
ICL(眼内コンタクトレンズ)とレーシックの違い
屈折矯正手術として代表的なICL(眼内コンタクトレンズ)とレーシックの違いについて理解しておきましょう。ICL(眼内コンタクトレンズ)はレーシックの弱点を克服している点も多々ありますが、患者様の目の状態によって適した治療が異なります。
施術名 | ICL(眼内コンタクトレンズ) | レーシック |
---|---|---|
安全性 |
高い |
高い |
適応範囲 | 広い | 限定的 |
視力の安定性 | 長期的に安定 | 一定の確率で近視近視の戻りが発生 |
ドライアイの可能性 | ほとんどない | ある |
手術の可逆性 | あり | なし |
費用 | レーシックより高額 | ICLよりリーズナブル |
ICL(眼内コンタクトレンズ)の流れ
コンタクトレンズの装用中止期間について
適応検査前に下記の期間コンタクトレンズの装用中止をお願いしております。
- ソフトコンタクトレンズ:検査1週間前
- 乱視用ソフトコンタクトレンズ:検査2週間前
- ハードコンタクトレンズ:検査3週間前
※ピルなどのホルモン剤を使用している場合、可能であれば検査1ヶ月間より中止をお願いします。
1
ご予約
2
適応検査
適応がある場合は精密検査を行います。
3
精密検査<2回目>
4
レンズオーダー
5
手術日
術後は医師の指示に従って過ごすようにしてください。
6
定期検診
術後検診は術後翌日、術後1週間、術後1ヶ月間、術後3ヶ月間、術後6ヶ月間となります。その後は1年ごとの検診をおすすめしております。
ICL(眼内コンタクトレンズ)の手術費用
適応検査代 | 5,500円(税込) |
---|---|
ICL(眼内コンタクトレンズ)乱視なし | 630,000円(税込) |
ICL(眼内コンタクトレンズ)乱視あり | 660,000円(税込) |
ICL(眼内コンタクトレンズ)は自由診療(保険適用外)の治療となります。
ICL(眼内コンタクトレンズ)は医療費控除の対象となります。
保証内容
- 術後半年間の術後検診無料
- レンズの入れ換え手術は術後半年間無料
- レンズの位置修正は術後1年間無料
理事長 本間 理加 医師